第44回「わけぎ」

投稿日: 2015年04月20日(月)15:00

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メグーです。さあ、春が来て、いろいろ採りにいきたいなー・・・と思いきや、「寒の戻り」とやらで、ものすごく寒い!
うーん、こたつから出れないなー。なんにも採りにいけないなー、とぬくぬくしてたら、ご近所さんから、大量のわけぎが届きました。
今回のめぐみごはんは、美味しいわけぎのいただき方をお送りします!

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わけぎ。
お味噌汁にパラパラ。
納豆にちょこん。
毎日毎日、活躍する便利な子です。
お料理のてっぺんに、ちょっと乗せるだけでとても美味しそうになる不思議。
世の中に薬味はたくさんあれど、わけぎほど何にでも合う名脇役は、そうそういるもんじゃありません。

でもこのわけぎをパラパラ・・・、こどもは嫌がるんです。
ぬたなど、大人にはたまらないのですが、こどもはいつも「のせないでー」と。
しかしながら昔から「ねぎを食べると頭がよくなる」なんてことも言いまして、親としてはムシャムシャと食べてほしいこの食材。
美味しくいただくべく、まずはメグーお得意の保存です。

1 カットして冷蔵庫で保存

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洗って水けをきったわけぎをカットして、タッパーへ。
キッチンペーパーをかぶせて蓋をし、ひっくり返せばOK。
あとは、使う毎にキッチンペーパーを取り替えれば長持ちします。

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これ、とっても便利です。
長いままだと1週間程度でだめになっちゃうのが、2週間くらい(それまでに使い切りますが)はもちます。
カットして冷凍保存も試しましたが、やはりべしゃっとなって、味が落ちました。
でもこの方法はしゃきしゃきと美味しいままです。
毎日のお味噌汁や納豆、味ごはんにおうどんにラーメンに。
忙しい日のお昼ごはんには、ご飯、卵にどっさりネギをパラッと炒めて美味しいチャーハン!まな板いらずで嬉しい!

タッパーいっぱいに保存して、それでもどーんと残ってます。
こういう時は、くれた人に聞いてみるのも一つの方法。
「どうやって食べてます?」とたずねたところ、美味しいレシピを教えてくれました!

ねぎ焼き(2枚分)

ネギ 350グラム
豚ひき肉 100グラム
出汁のもと 大さじ1
卵 1個
小麦粉 1/2カップ
しょうゆ 大さじ2
塩こしょう 少々

1 ネギを刻んで出汁のもとと混ぜる。
2 ひき肉に塩こしょうをふりかけて、バラバラになるようにネギと混ぜる。
3 卵をまぜ、しょうゆをまぜ、最後に小麦粉をサクッと混ぜる。
4 フライパンに大目に油をひいて、片面をふたをして焼く。ひっくり返して両面焼いたら出来上がり。

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お肉が100グラムに対してネギが350グラム!
ねぎを切りながら、その量におののきます。
でもこれだけ食べれば、子どもたちの頭はどんなに良くなることやら。
さあさあ、子どもたちよ。おりこうさんになるがよい、と食卓に上げました。

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お皿にどーん!そして「おかわり!」と子どもたちの声。
子どもたちの大好きなひき肉と卵。そしてじっくりと焼きあがているので辛みは飛んで、青臭さや辛みがありません。
味付けがしっかりしてますが、我が家ではポン酢をつけていただきます。
子どもたちがモリモリ食べてくれるので、おかあちゃん嬉しい!

さてさて「ねぎを食べると頭がよくなる」という昔から伝わる食卓の常套句。
実際にはどうなのでしょうか。
「おかあちゃんは、それで頭が良くなったの?」と娘に問われ、一瞬言葉に詰まったものの、とっさに私は答えました。
「そうだよ!おかあちゃんは、東大の門をくぐったんだよ!」と。

8年前のことです。「東大に学食を食べに行かない?」と夫に誘われ、32歳の時、難なく東大の門をくぐるこができました。
「これで東大生に見える?」と変装メガネをかけた思い出が、頭の悪さを思い起こさせます。
ですがまあ頭はともかく、にこにこ元気に暮らしている今、ネギは健康にはとてもよい食材であることは間違いなさそう。
おいしいネギに感謝して、これからも子どもたちにネギを食べさせようと思います。

ごちそうさまでした!